決済データを活用するWeb3アプリ「SyFu」を展開するGINKANは、香港拠点のオープンバンキング基盤Finverseと提携し、香港・シンガポール・フィリピン・ベトナム・マレーシアの5カ国で約40の銀行・金融機関と決済データ連携を可能にしました。ユーザーは新たなカードを発行せずに、既存カードなどの日常の支払いデータをリアルタイムでSyFuに紐づけ、トークンやNFTを獲得する「支払いがそのままGameFiになる」仕組みを利用できます。
Finverseはアジア太平洋地域のオープンバンキングAPIプロバイダーで、銀行やカード決済に加え、QRコード決済など自動決済にも対応し、暗号化通信とセキュリティ基盤でデータ連携コストを抑えています。SyFuはすでに欧州でSalt Edge（50カ国・5,000超の金融機関）と接続しており、今回の提携でアジア6カ国を新たにカバーすることで、欧州とアジアを結ぶグローバルな決済データネットワークを構築しました。決済データは個人の経済貢献を示す「ユニバーサルクレデンシャル」として活用され、NFTロイヤリティや購買証明、DID・SBTを用いた信用度の可視化など、Web3と実経済をつなぐ応用が想定されています。
今後SyFuは、日本国内（マネーフォワードME）、欧州（Salt Edge）、アジア（Finverse）との連携を軸に、「消費がそのまま資産となる」経済圏の構築を目指すとしています。技術・規制要因で一部金融機関が非対応となる可能性もありますが、対応リストを更新しながら、企業とのデータ連携やSBTを活用した新しい信用スコア設計など、持続可能なDePINインフラの拡張が進むかどうかが今後の焦点になります。
【サービス・商品情報】
SyFu公式ウェブサイト：https://syfu.io
SyFu Card Webサイト：https://card.syfu.io
対応国・銀行一覧：https://ginkan.notion.site/coverage?v=2549efb4e1e180f89e27000c615335ab
Finverse Webサイト：https://www.finverse.com/
source: PR TIMES